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自動思考

  • 執筆者の写真: 亀田 直美
    亀田 直美
  • 2018年2月27日
  • 読了時間: 2分

越川教授(早稲田大学)のマインドフルネスの講座を取りました。 人間は、物を考えないようにしようと集中したとしても、自動思考で次々考えが浮かんでしまうもので、悪いことを考え始めると、どんどんネガティブになる。 あー今つらい気持ちの自分がいるんだな!と、自分に思いやりを持って現在に意識をむけることが大切だとおっしゃっていました。ネガティブな考え方から、そっと今の自分に意識を戻す考え方は、筋力トレーニングと同じで、訓練してその回路を作らなければならない。うつ状態は常に思考がネガティブなところに固執している状態といえるそうです。 私が今から10年ほど前に交わした会話です。 Aさんは病気で寝たきりの状態です。Aさんのさほど広くない庭に、さほど大きくないモミジの木があります。 Aさんはよくじっとモミジを見ています。 Aさん「ずっと寝ていると、嫌なことばかり頭に浮かんでね、テレビはついてるだけ。」 私 「そうなんですね。」

Aさん「でもね、嫌なことが次々浮かんだら、じっくりモミジを見るんだ。葉の隅々まで、光の当たり具合で季節も感じるし、風も感じる。毎日じっくりみると結構変化があっておもしろいよ!あんたもおやりなさい、役に立つから。」 私 「へー。そうなんですか。どこでこの方法を知ったんですか?」 Aさん「知ったんじゃないよ。気づいたんだよ!シベリアで抑留されてる時にさ!」 私「へー。ほー。」 越川教授のお話を聴きながら、この会話を思い出しました。マインドフルネスのような。 この考え方は、究極の状態に置かれたときにすら役立つ考え方のようです。


 
 
 

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